FXの勝ち方【損切り編】

  • 2024年11月13日
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FXの勝ち方【損切り編】

相場の格言に「見切り千両、損切り万両」という言葉があります。

これは損失がまだ浅いときに見切りをつけるのには千両の価値があり、損切りをするのは万両(千両の10倍)の価値があるという意味です。

FXを含めた投資において、損切りはそれほど重要なものです。

ここでは「なぜ損切りが重要なのか」や「具体的な損切りはどのようにすれば良いのか」について解説します。

前提として、FXにおける損失の発生を100%避けることはできません。

思い通りに相場が動く事もあれば、そうでない事もあるため、利益と損失を繰り返しながらトータルでのプラスを目指すものです。

損失の発生を避けられないFXについては、いかにダメージを最小限に食い止めるかという点が非常に重要です。そこで活用するのが「損切り」です。

-損切りの目的:損失を最小限に留めること

FXにおける損切りとは、含み損を抱えているポジションを決済し、損失を確定させることです。言い換えれば「負けを受け入れること」です。

損切りするのは確かに厳しい判断です。「もう少し待っていれば、戻るかもしれない」という思いに駆られることでしょう。

放っておくとどんどんと損失が膨らみかねないFXにおいては、一定のところで見切りをつけることが非常に重要です。

自分で相場を常に見ながら損切りのタイミングを図るのは、実際問題かなり大変です。家事や仕事があって、常に相場を見ていられない人の方が圧倒的に多いのではないでしょうか。

あらかじめ自分の定めたタイミングで損切りをする方法としては、ストップ注文(逆指値注文)の方法が有効的であると言えます。

事前にこの注文方法で損切りの設定をしておけば、決断に迷うことも遅れることも無くなります。

-ストップ注文(逆指値注文)

ストップ注文(逆指値注文)とは、指定した為替レートより高くなったら「買い」、安くなったら「売り」をする注文方法です。

指定した為替レートより高くなったら「売り」、安くなったら「買い」をする指値注文とは、逆の注文方法です。

・買いポジションを持っている時の損切り(下がった時の売り注文)

・売りポジションを持っている時の損切り(上がった時の買い注文)

-買いポジションを持っている時

米ドル/円で、1ドル=110円の時に新規買い注文をして、「もし100円まで下がってしまったら損切りしたい」と考えた際にストップ注文を出します。

こうしておけば、為替レートが1ドル=100円になったタイミングで、自動で売り注文が執行されます。

-売りポジションを持っている時

新規売り注文をしている場合も同様です。1ドル=110円の時に新規売り注文をして、「もし120円まで上がってしまったら損切りしたい」と考えた際にストップ注文を出します。

こうしておけば、為替レートが1ドル=120円になったタイミングで、自動で買い注文が執行されます。

具体的な損切りとして水準は一般的に3つあります。

・値幅

・損失額

・テクニカル(トレンドラインで決める)

損切りする水準は人それぞれですが、一般的な損切り幅は、利食い幅(新規注文→利益確定をする幅)の半分以下です。

-値幅で決める

値幅を損切り基準とする際には、「買値から1円下がったら損切りする」など、新規で注文が成立した為替レートからの差額を基準に損切りしましょう。

直近の安値や100円・105円といったキリの良い心理的な節目を下回ったタイミングなど、損切りラインが分かりやすい点が特徴です。

-損失額で決める

損失額を損切り基準とする際には、「損失が1万円に達したら損切りする」など、損失額を基準に損切りしましょう。

自分で決めた損失額に達したら損切りするため、損失額は最大でも自分で決めた金額になります。ただ、損失額に臆せずに損切りを実行できるかがポイントです。

-テクニカルで決める

テクニカルを損切り基準とする際には、「トレンドラインを下回ったら損切りする」など、各分析ツールを基準に損切りしましょう。

「トレンドライン」とは、相場が上昇・下降・横ばいのうちどのトレンドが発生しているかを判断する線のこと。「テクニカル(トレンドラインで決める)」を損切り基準にするのは、為替レートがトレンドラインを突破すると、トレンドが変わり損失が膨らみかねないため、傷が浅いうちに損切りをしようという考え方によるものです。

初心者のうちは値幅や損失額で決めても良いですが、慣れてきたら、相場の動きに対応した、より損失を抑えられる可能性が高いテクニカル(トレンドライン)を損切り水準にするのがおすすめです。

-損切りの目安となるpips

トレード手法トレード時間の目安損切り目安pips
スキャルピング数秒~数分5pips未満
デイトレード1日50pips未満
スイングトレード数日~数週間150pips未満

FXにおいて、ロスカットや塩漬けを避け、自分の資産を守るためにも、損切りはとても重要です。

また、FXではトータルで利益を出せば良いため、適宜損切りをしつつ、利益を伸ばせるときに伸ばしていく手法が有効です。ただ、損切りが大事だと頭で分かってはいても、いきなり大きな金額で取引して、リアルな損失額を目にすると冷静に損切りできるとは限りません。

そのため、まずは少額でFXをしながら損切りに慣れ、マイナスを抑えつつ利益を伸ばせるスキルを身につけていきましょう。

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