FXの勝ち方【テクニカル分析編】-移動平均線×ダウ理論

FXの勝ち方【テクニカル分析編】-移動平均線×ダウ理論

FXトレードでまず大事なことは、土台となる相場分析

トレンド相場に適した手法を使っていたとしても、微妙なトレンド相場ばかりでトレードしていたら損失が増えて利益を伸ばすことができません。

そこで今回解説する手法は、移動平均線とダウ理論を組み合わせたトレンド相場分析方法になります。

移動平均線といえば知名度・使用率共にナンバーワンのキングオブインジケーター。

一方のダウ理論といえば、あらゆるテクニカル分析の基礎とも言われる法則。

今回はこれらの特性を組み合わせ、エントリーポイント分析の精度を上げることが目的です。

「トレンド相場のエントリーに自信がない、トレンド相場で利益が伸ばせない」といった方はこの記事を見ていただき、トレンド相場のエントリー手法を見直してみてはいかがでしょうか。

まずは「勝ちやすいトレンド相場とは?」といった所から確認していきましょう。

そもそも多くの人がトレンドを狙うのは、相場がトレンド方向に進みやすいという特徴からエントリー方向もわかりやすく、さらにはその勢いに乗ることで勝ちやすいからです。

トレンド相場を狙うことにはそういった“大前提”があるわけですが、とはいえ同じトレンド相場でも勝ちやすい相場とそうでない相場があります。

右の相場の方が明らかにトレンドとしての勢いが強いし、何となく買いでエントリーするだけでも勝てそうな気がしますよね?

しかしこういったことは後のチャートで振り返れば簡単にわかりますが、実際リアルタイムで見ているとなかなかトレンド判断がつかないことが往々にしてあります。

では“どこを重点的に意識すると良いトレンド相場を見極められるのか?”

これについて解説していきます。

-移動平均線でのトレンド判断

移動平均線はある一定期間の価格(終値)の平均値を線で結んで表示させるインジケーターです。

こういったことから基本的に移動平均線は1本で使うよりも複数本表示させた方が効果的。

1本だとどうしても判断が難しい場面も多く、例えば短期的な動きに惑わされてまだトレンドなのに「もうトレンドじゃない」など相場判断を見誤ったりとかですね。

管理人も普段は期間「20・50・100」の3本を表示させています。

【MAを使った基本的なトレンド判断方法】

①MA同士がクロス。

②MAが角度(傾斜)をつけて、ローソク足がMAの上にあれば上昇トレンド、下にあれば下降トレンド。

③全てのMAが同じような角度で同じ方向に傾斜(=パーフェクトオーダー)していれば勢いの強いトレンド。

上記は主な判断方法ですが、これだけでも大まかなトレンド判断は十分であることが多いです。

ただその一方で、こういった「インジケーターだけに頼った判断」をすることでトレンド相場を見極めきれないことがあります。

このような判断ミスをなるべく減らすため、次にお話する「ダウ理論」を組み合わせてトレンド判断をしていきましょう。

-ダウ理論でのトレンド判断

今回はこのダウ理論の中でも特に重要な部分だけを抜粋しますが、それはズバリ「トレンドの定義」です。

【ダウ理論:トレンドの定義】

①高値、安値が両方とも切り上げていくことで上昇トレンドとなる。

②高値、安値が両方とも切り下げていくことで下降トレンドとなる。

③高値、安値の切り上げ、切り下げが逆転することでトレンドの転換となる。

トレンド判断をする時についインジケーターだけを意識しすぎて、この“高値安値の切り上げ・切り下げ”が頭から抜け落ちちゃうケースが多いです。

では改めてこのダウ理論と移動平均線を組み合わせたトレンド判断方法を解説していきます。

重視すべき点を挙げるなら「MAのクロス、高値安値の切り上げ(切り下げ)、MAの傾斜(特に長期のMA)」です。

上記画像でいうと必ずしも毎回③まで確認する必要はないですが、強いトレンドはそれなりに長く続く傾向にあるのでじっくり③まで待ってから狙って行ってもわりと利益取れることは多いです。

またこういった高値・安値がきちんと切り上がっているトレンド相場だと、エントリーポイントなんかも明確でわかりやすかったりします。

しっかり勢いの強いトレンド相場を見極めることができれば、こういったトレンド相場に適した手法の効果を存分に発揮することができます。

-法則崩れはトレンド終焉の始まり

ここまでは「明確で勢いの強いトレンド相場の見極め方」的なところを解説しましたが、せっかくなので「トレンド相場終了はどこで判断?」についても軽く説明致します。

ダウ理論では「高値、安値の切り上げ、切り下げが逆転することでトレンドの転換となる」と定義づけられてますが、ここは人・手法によるものであります。

というのも、実際の相場では“高値・安値が切り下がってもその後勢いが復調して上昇トレンドが継続”みたいなケースが往々にございます。

こういったことも踏まえ、管理人的には「(上昇トレンドなら)高値安値の切り下げはあくまでトレンド衰退の前兆」と捉え、実際のトレンド相場終焉は「MA100(長期)をローソク足が抜けたら」という風に判断してます。

必ずしもこのトレンド判断方法が成功するとは限りませんが、「今までトレンド転換の判断が曖昧だった」方は参考にしてください。

FXの勝ち方【テクニカル編】(まとめ)

①FXで勝ちやすいトレンド相場とは

②移動平均線+ダウ理論で抜け漏れのないトレンド判断を

今回は「移動平均線とダウ理論を組み合わせた精度の高いトレンド判断方法」について解説しましたが、正直これらがしっかり確認できていればそうそう的外れなトレンド相場でトレードすることはないと思います。

ただ一点注意してほしいのは、この手法に固執せずに自分で積み上げた再現性の高い手法こそが一番の勝ち筋なので、様々な相場環境に合った自分のトレードを探求していくことを楽しみましょう。

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